News

 新着情報

自閉症スペクトラム当事者から学ぶ2018年10月23日

こだま

2018年10月18日(木)

 

30歳を過ぎてからASD(自閉症スペクトラム)の診断を受け、当事者の立場から講演や※執筆活動などを行っている小道モコさんに研修していただきました。

 

当事者の立場からお話を聞くことができるとても貴重な時間でした。

 

“自分の気持ちを表現する”ということがいかに難しいか・・・

 

私たちは普段の生活の中で自分の気持ち、“嬉しい、楽しい”といった良い感情や、“痛い、苦しい”といった負の感情を表情で表わしたり、言葉で伝えたり、何かしらの手段で伝えることができ、さらには人の気持ちを察するということをごく自然に行い生活しています。

 

しかし、ASDの人々にとって気持ちとは見えないものであり、表現するのも察するのも難しいということを話されました。また自分の気持ちにフォーカスがあたっているときは注意のベクトルは自分の内側に向いていて、同時に外向きのベクトルで自分の状態や気持ちを表現することはとても難しいことだという説明に「なるほど」と納得しました。

 

私たちが支援している中で「このくらいはわかるだろう」と思っていることでも、子どもたちにとっては「見えなくて分からない。とても困ってる!」ということがあるのではないかと考えさせられました。

 

口頭の説明だけでなく、子どもたちが自分の強みを活かして生活を豊かにしていくために、視覚的手掛かりを使ってこれからの生活に必要な力を身につけていけるような環境を設定できる支援者になっていくために、もっともっとたくさんのことを学んでいきたいと思う研修でした。

 

 

※小道モコさんの著書「あたし研究」「あたし研究2」他