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障がい者雇用講演会:夢ふくおかネットワーク2019年6月10日

相談支援センター

6月4日(火)には、夢ふくおかネットワーク主催の講演会「セブンイレブンが進める障がい者雇用の取組」を聞きに行ってきました😉

 

セブンイレブンジャパンという企業が、CSR(企業の社会的責任、企業が倫理的観点から事業活動を通じて、自主的(ボランタリー)に社会に貢献する責任のこと)の観点からどのように障がい者雇用に取り組んでいるかという内容でした。

 

セブンイレブンの店舗は全国で21,000店舗、そのうち加盟店(フランチャイズ)は20,500店舗、直営店(本部)は400店舗になっています。
2019年5月度の障がい者雇用は203名、その雇用率は2.3%(民間企業の法定雇用率は現在2.2%)です。
障がい者雇用社員のことをHC社員(HC=ハンディキャップ)と呼んでおり、全HC社員のうち33.9%は販売職に就いています。

 

 

近年、障がい者雇用のやり方の変革に取り組んでいて、今までは「採用を考えている社員→その人の特性→その人ができそうな業務」を作り出していたのですが、現在は「業務内容」ありきで、採用ターゲットと業務内容のマッチングを行なっています。特に、特別支援学校の生徒さんにターゲットを絞り、インターンシップを通じて適性を判断しながら採用を進めています。
採用強化と定着支援に重点的に取り組んでおり、一つの障がい者雇用におけるパッケージを作り出そうとしている(いい意味で)と感じました。

 

 

インターンシップを進める中では、毎日のタイムスケジュールを業務毎時間毎に設定し、全体像が見えるようにしています。
また、社員向けの教育DVDを作成し、場面に応じた「よくやってしまう対応」と「望ましい対応」をしっかりと映像で共有できるような仕組みを作っていました。

 

 

なによりも、現場の社員の方から「(障がい者雇用の社員が)来てくれて助かっている、ありがたい!」との声が寄せられているということは、なによりも嬉しいことだと思います!

 

 

官公庁による障がい者雇用の水増しなどが報道されていましたが、このように、民間の企業しかもセブンイレブンジャパンさんのように、大企業で影響力の大きい企業が、積極的に障がい者雇用に取り組み、ある形を作り出していっているというところに、今後の可能性をたくさん感じました

これからも頑張ってもらいたいと思います!🙋

 

 

 

【セブンイレブンジャパンの障がい者雇用の取組について

(クリックすると画像が開きます)】