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FIRSTSTEP~強度行動障がいのある方が地域で暮らすために~2021年11月19日

相談支援センター

 皆様、こんにちわ。

 先日(10月22日)、第13回ちゅうちゅうネット研修会(オンライン)を無事に開催いたしました。今回は、「FIRST STEP~強度行動障害のある方が地域で暮らす為に~」というテーマで障がい者地域生活・行動支援センターか~むの森口所長にご講演をいただきました。

 今回の研修会は、中央区内で強度行動障がいのある方の支援体制を整えていくためのファーストステップとしての研修企画でしたが、参加者は区を越え、市を越え、県を越え…最終的には参加者が県外からの方も合わせて95名となりました。皆様からの事前質問から、支援の現場で困っていたり、何か協力できることはないかと考えていたり、本当に興味関心のある分野なのだと実感致しました。皆様からの質問を講師の先生にお伝えし、資料をアップデートしていただきました。

講演の内容は以下の流れ。

・強度行動障がいとは?
• なぜ強度行動障がいという状態になるのか?
• 支援の基本的な考え方~障がい特性の理解を中心に~
• 成人期の支援から見えてくる学齢期に必要な指導・支援とは?
• 福岡市における強度行動障がい者支援の取り組み

 この内容を1時間半でギューーっと濃縮してお話頂きました。これだけの内容なので時間が本当に足りず…もっと時間を確保しておけばよかったと後から反省・・・。講義後の質疑応答の時間では、チャット欄から多くの質問が寄せられ回答していただきました。

アンケートの感想を一部ご紹介します。

☆本日の講演会を聞いて、強度行動障がいのある方に対して支援機関としてどんなことに取り組めそうですか?

・まずは強度行動障がいにさせないために、それぞれの障がい特性と、どのような経験や学びから強度行動障がいになりやすいかを理解支援していきたいと思います。

・強度行動障がいの方々の地域生活の場について課題であると日々感じています。この一年、様々なグループホームが開所しましたが、障がい区分で言えば5や6の方を受入れるホームには出会いません。強行障がい者であればなおさらだと思います。しかし地域の中でその人らしく生活できる場を作ることができるよう、様々な機関と連携しながら声を挙げていければと思います。

支援に取り組む上で不安に感じていることや疑問に感じていることがあればご記入下さい。

・グループホームでの支援で交代制のため、毎日同じ時間帯の支援に入るというわけにいかず、利用者の状態像や日々の変化がなかなかつかみづらく、見立てが難しいと感じています。

・活動の場が限られている為、物理的な構造化が難しいです。

・対象者に拘りが強い場合、本人が支援を拒否したり、他機関から敬遠されたりして連携を保つことが難しくなっているケースは、援助の方向性について不安を感じることが多いです。

研修会全体を通してのご感想を自由にご記入ください。

・自閉症は脳の機能的な障がいで、物事のとらえ方に合わせた支援をすることで、適切に学ぶことができれば、結果的に強度行動障がいに陥らないということを、分かり易く話していただきよく理解が出来ました。参加してよかったです。ありがとうございました。

・貴重なお話をありがとうございました。とくにショッピングモールの出来事を例にした「困っているのはみんなです」というお話が分かりやすかったです。また「誰にでもわかる方法で意思を伝えることが難しい」という点では、行動障がいの方と重症心身障がいの方は共通するものがあるのかな、と感じました。

・この度は興味深い内容の研修会開催、有難うございました。地域では、かーむでの取り組みを始め、事業所やヘルパーの方々が強度行動障害のある方々に対して日々ご尽力されていらっしゃることをとても感じました。共同支援も利用者の幅は広がりよい取り組みだと思います。

今後、行動障がいに関する研修内容のご希望がありましたらご記入ください

・事例検討・実践報告の研修を希望します。

・か~むから地域生活に移行するまでのリアルな実践報告を聞いてみたいです。

・保護者の話を聞いてみたいです。

 アンケートからも本当にたくさんの感想・ご意見を頂くことができました。強度行動障がいへの理解、支援の基本的な考え方(自閉症の特性理解)、学齢期に必要なこと、そして福岡市の取り組みという「強度行動障がいのある方が地域で暮らす為にまず必要なこと」について学びを深めることができ、とても充実した時間となりました。

以下は研修の様子の写真です☆★

オンラインでの不慣れな進行でご迷惑をおかけしたところもありますが、無事に開催できてよかったです。

講師の森口所長、そして参加者の皆様、本当にありがとうございました!!